自然農法 虫や植物との共存

2018年10月30日

自然栽培は虫と植物が共存しています

近代農業の考え方では?

近代農業では、虫や雑草は農作物を弱らせてしまうという考え方です。そこに効率的に対応するために、農薬や化学肥料、有機肥料が登場するのです。 でも、自然界に存在する昆虫や植物が本当に人間を困らそうとして、農作物を食い荒らしたり、雑草だらけにして農作物を弱らせているのでしょうか?

自然栽培は共存共栄

自然栽培家としては、昆虫や植物と闘う事をやめ、共に生きていく道(共存共栄)を目指します。
例えば雑草であれば、植物を守る植物(コンパニオンプランツ)で同じ雑草が増えすぎない様に対応します。自然界であれば、きゅうりだけなっている草原やトマトだけの川原も存在しない様に、沢山の種類の食物が影響しあって共存しています。 その自然の力を農場にお借りするという考え方です。

昆虫と自然栽培

次に問題になるのが、昆虫です。家庭菜園で趣味で行う農業と、生活を掛けて沢山の農作物を生産している農業では、昆虫に対して感じる感情も異なって来るでしょう。
自然界でコントロールされている虫は問題ありませんが、人間が食べる食物には必ずと言ってよいほど、虫が発生すると考えても良いでしょう。

昆虫も自然界の調和で

昆虫が農作物に寄って来る事で重要になるのが、昆虫をコントロールするには、その虫についてどのような生態をもち、どんな天敵がいるのか等をよく理解する事です。
例えばアブラムシですが、初夏に発生した1匹のアブラムシでも放置していると秋になれば2京匹(20000兆匹)というとんでもない数に増殖します。
近代農業では、農薬を捲いて簡単に駆除しますが、自然栽培では天敵を温存しながら虫で虫をコントロールします。

アブラムシの天敵と言えばヒラタアブです。そのヒラタアブを農場に引き寄せる為にアリッサムを畑の周りに植えてあげるのです。するとヒラタアブがアリッサムに引き寄せられ、ついでにアブラムシもしっかりと駆除してくれるのです。

自然栽培は確立されております

奇跡のリンゴで有名な木村秋則氏は、自然栽培のノウハウを11年という非常に長い期間を掛けて発見されてきました。私達は有難いことに、そのノウハウを元に今日からでも自然栽培を始める事が可能です。
作物を実らせる事が楽しみである農業ですが、畑や農場に虫や雑草が生き生きと共存し、多種多様な生態環境を作っていくのも自然栽培の楽しみ方のひとつです。